労働裁判
随分と長く書いてしまった『あの時の話』というカテゴリーの話は、今回で終わりとする。 またいつかこのカテゴリーを使って、新しい話を書くかもしれない。 でも今のところは、その予定や考えはない。 人生は、色々とある。 誰かからは小さな問題に見えても…
最後の和解案 話し合いを終え、裁判官から最後の和解案を提示される。 原告である僕側から残業代請求した額より、数割ほど(だったと思う)少ない額が提示された。 理由は2つある。 ひとつは、勤務時間内に休憩は取れなかったとしても、食事休憩をとる様な時…
シフト表の再現 弁護士さんからの促しでは、 『和解の話に入っていくしかない。 新しい証拠や話を持ってこれるなら話は別だけど』 という話を聞かされていた。 そこで僕の出した話は、シフト表の再現をする、というもの。 これ迄の訴訟のなかで、僕は毎日、…
和解案の拒否 前回の訴訟で、被告は『裁判官の提示した額では了承出来ないが、検討してみる』という返答をして終わった。 そうして、次の訴訟では『裁判官の提示したその額でなら、和解してもよい』という返答を持ってきた。 しかし、原告である僕は『やっぱ…
情報開示請求 被告との話し合いは、同じ様な内容を繰り返し、最終的な期間としても1年半の訴訟となった。 被告は話し合いの最後まで、原告の立場は管理監督者であり、現場作業なんか殆どしていなかったと語る。 同時に、『原告のブログで書かれた内容は信用…
便利さと違和感 僕と弁護士さんとの契約では、裁判の全てを弁護士さんへ一任するものになっていた。 一任すると言っても、僕と弁護士さんとで前以ての打ち合わせをするし、その打ち合わせの内容を基に、弁護士さんは訴訟を進めていく。 その一任の契約をして…
訴訟の始まり 民事訴訟は始まる。 僕側が原告となり、会社側は被告となる。 訴訟は、原告から未払いの残業代を求める書類を作り、そこへ被告が反論していく。 以降は、原告と被告で交互に反論や主張をしていく。 お互いの主張は、訴訟前から殆ど変わらない。…
退職した会社からの回答書 残業代請求を行った後、退職した会社から、残業代請求に対する回答書が返ってくる。 この回答書のことをインターネットで調べてみると、こんな傾向があることを知る。 この回答書の多くの場合、会社側は事実を歪めたかたちで書かれ…
残業代請求への決断 未払いの残業代請求の件で、僕は弁護士さんへ依頼するまでにかなり悩んだ。 会社を退職した直後には、この会社の不当な扱いのなかでも、僕は自分がやるべきことをやり切ったつもりでいた。 だから、残業代請求の考えも僅かに頭へ残しつつ…
むかし何度か耳にしていた言葉で「アメリカ等は訴訟大国である」なんてものがった。 ペットをお風呂に入れて、濡れた毛を乾かすために電子レンジに入れて死なせてしまい、電子レンジのメーカーを訴えて勝訴したとか(この話は嘘らしい)。 バスケットボールの…
残業代請求への迷い 結果的なことから述べると、僕は退職してから暫くして、会社へ残業代の請求をした。 その過程には色んな迷いがあり、踏み出すまでには時間はかかったし、踏み出してからも『こんなことを始めて良かったのだろうか?』という迷いや戸惑い…