絵と猫とぐだぐだ ~髙木元就

雑記ブログです。趣味で絵を描いています。漫画やイラストなども含めて、幅広く絵の好きな人に読んで貰いたいです。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自分の為のデッサン1 No.46

今回の話は、裸婦デッサンの話になる。 細かくいうと、デッサンではなく素描という授業・課題名となる。 素描もデッサンも同じ意味合いのもので、今回はどちらも統一する意味合いでデッサンと書いている。 そして、前回に書いた新入生歓迎会での出来事は、こ…

新入生歓迎会2 No.45

彫刻科の江崎さんと日本画の先輩であるDに質問責めされた後、その時の授業の兼ね合いから、日本画校舎のアトリエへ向かう。 それから、廊下でS先生に声をかけられる。「高木、お前は友達居ないのか?」 突然そう聞かれると、僕は一度、この件の話を隠し誤魔…

新入生歓迎会1 No.44

新入生歓迎会 新入生の歓迎会は、毎年の恒例であった。 出席するしないに関わらず、2年生以上はみんな会費を払わなくてはならない、という流れで毎年やっていた。 僕は会費は払っても出席する気は持てないでいた。 これ迄に書き綴ってきた様に、僕は入学し…

大学一年生の学年末 No.43

K先生(女子)の退職 一年生の学年末の時に、K先生(女子)は大学を退職した。 細かな事情通などは全くわからないが、退職時に花を渡したいからと、大学の先輩からお金の徴収を求められ初めて知った。 僕はK先生(女子)が退職するということに、悲しいとか寂しい…

1年生の後半。没骨法と鉤勒法と朦朧体 No.42

課題の提出期限 1年生の後半は、提出期限に苦しんでいた。 僕は課題を1枚ずつ丁寧にやろうとして、時間をかけすぎてしまう。 でも教員達の視点では、僕の絵は絵具を厚みを持たせて塗っていないことから、水彩画みたいなもので制作時間は短い筈だ、という決…

大学一年時の裸婦デッサン No.41

大学の課題で、はじめての「裸婦デッサン」が始まる。 僕に関しては、裸婦の着色写生やデッサンは、浪人時代に何度か行っていた。 しかし、同級生のなかには、この時が初めてだと語る生徒も結構いる。 裸婦のデッサンでは、人の体のかたちを捉える為に、実際…

改組 新 第6回日展~個人的な話も含めた感想

改組 新 第6回日展 日展を以前に見たのは、いつ以来でしょうか~久々に観てきました。 というのも、僕はリーマンショックの辺りで仕事を失い、その後は黒い企業さまへ入社してしまいまして。 それ以来、休みらしい休みもとれなくなっていき、展覧会へ足を運…

電話 No.40

僕は美術大学に入学してきたけれど、大学での人間関係や絵の勉強も、これまで書き綴ってきた様に、メチャクチャな状態にあった。 でも、このことを具体的に母へ話し始めたのは、半年以上経過した、それなりに月日が経過してからだった。 母へは、授業料の工…