絵と猫とぐだぐだ ~髙木元就

雑記ブログです。趣味で絵を描いています。漫画やイラストなども含めて、幅広く絵の好きな人に読んで貰いたいです。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

止まった時間1 No.117

あれからの時間 それからの僕は、ろくな人生などは送っていなくて、大体同じようなことを繰り返している。 新たに出会う人や昔から僕を知る人などは、美術大学を出て絵を描いていこうとする僕の人生を、夢があって羨ましいとか言うけれど、そんな羨ましいな…

K先生との手紙とその背景4 No.116

実家を離れて 北海道を離れて最終的に行き着いた先は岡山県だった。 暫くのんびりしたい気持ちもあったが、何をするにもお金の問題が絡む為、岡山県にある自動車工場へ派遣会社を通して働くこととなった。 行き先なんかも、どこでも良かった。 絵のことも暫…

K先生との手紙とその背景3 No.115

最後に送った手紙 引き払った京都の部屋宛に、K先生(女子)から展覧会の案内が来ていて、そこから実家にいるの僕の処へその案内は転送されてきた。 僕はこれ迄に、何度もK先生へ手紙を書きかけては捨てていた。 自分の気持ちや考えがまとまらず、手紙を書くこ…

K先生との手紙とその背景2 No.114

北山と木路先生の話 北海道に戻ったばかりの頃、浪人時代に予備校で仲良くしてくれた北山と札幌で会っている。 北山は、1年間の浪人生活を送った翌年、沖縄芸大へ入学し、同大学の大学院も卒業した。 それから、実家のある北海道の札幌に戻っている。 北山…

K先生との手紙とその背景1 No.113

K先生(女子)との手紙のやり取りと、その背景の話。 僕からのK先生(女子)へ手紙を送った最後の数回、僕からの手紙は、K先生(女子)側にとっては意味不明の内容だったかもしれない。 それは気を引こうとしたり、おかしなことをしようと考えた訳ではない。 卒業…

卒業後 No.112

話の流れとして美術大学は卒業したけれど、カテゴリーにしている『画学生時代』としての話は、もう数回くらい続きます。 壊れた心 美術大学を卒業してからの僕の心は、大学在学中のとき以上に壊れていた。 というよりは、壊れた部分を、卒業後に認識していっ…