絵と猫とぐだぐだ ~髙木元就

雑記ブログです。趣味で絵を描いています。漫画やイラストなども含めて、幅広く絵の好きな人に読んで貰いたいです。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

デッサンの話3 No.28

疑心暗鬼 僕は幼い頃から、一人でずっと絵を描いてきたけれど、大学入試を意識した頃から、きちんとした絵画の基礎を学んだ。 そういう経験からも、僕は、自分の腕に多少の自信は持っていた。 その上で、美術大学で絵を学ぶ訳なのだが、どうにも噛み合わない…

デッサンの話2 No.27

ここの処、更新が遅れがちです。 今回の話も、前回の記事でまとまらずにはみ出した内容だったりするので、今回は早かったという訳でもないのです。 読んでくれる人もあまりいないので、ゆっくりでも良さそうですが。 この話を終らせないと、最近の話を投稿し…

デッサンの話1 No.26

画学生の頃、僕はよくデッサンを描いていた。 日本画の同級生達からは、その行為に対して「いつまでもお勉強用の絵をやっている」「受験絵画に縛られている」等と馬鹿にされていた。 同級生のなかで、主導権の様なものを握っている何人かの生徒がそういう発…

美大での人間関係3 No.24・25(統合しました)

孤立へ Toが自分の立場を守ろうと必死になっていることもあり、同級生間での僕への批判は連日盛り上がっていた。 といっても、そういうことを語って盛り上がっているのは、大体決まった男子生徒ばかりでもある。 また話は前後してしまうのだけど。 こういう…

美大での人間関係2 No.23

同級生との関わり 美術大学へ入学して、最初に会話をするようになったのは、Toという人物だった。 座席はすぐ隣で、男どおしだったから自然な流れだった。 何気なく会話をしていて、僕はToのことを知っていくし、Toも僕のことを知っていく。 Toは、多浪して…

美大での人間関係1 No.22

ここからの話は、時期的な流れからは少し狂い、前回までに書いた内容から少し前後していく。 これまでは、入学してから静物画の制作までに起こった話を書き綴ってはきたけれど。 そこまでの出来事でも、まだ書ききれていない事柄は幾つもある。 大学での交友…

竹籠と野菜の静物画3 No.21

批評への不満 前回の続きであり、課題提出後の話。 S先生の話が「こういう風に描けばいい」だけで終わってしまったことに対して、僕は不満を持つ。 それから「それだけですか?他に何か言えることはないのですか?」という問いかけの後、幾つかの話をする。 …

竹籠と野菜の静物画2 No.20

画学生時代の課題について語っている訳だけれど。 幾ら細かく書き綴っていても、今はその実物が手元に無いため、画像を貼ることもできないでいる。 だから僕のこの話は、話し半分にでも受け取ってほしい。 制作の意図 3つ目の課題では、『光があたった結果…

竹籠と野菜の静物画1 No.19

竹籠と野菜の静物画 みっつ目の課題は、竹籠と野菜を組み合わせた静物画だった。 この課題が始まる直前、S先生からは「どれだけ描けるのか、やって見せてみろ(どうせ大したもの描けないだろ)」と怒鳴られていた。 だからこの課題では、僕の思うように描いて…