コロナウィルスによる、個人への社会的な振りまわし
これから書き綴っていくことは、見る人から見れば、自身で情報収集している人であれば、当たり前の話や予想になってしまう。
そのことに対する僕のいい訳としては、自分の為の書き綴りで、記録しているものだということ。
今の現状 2020.3.28
今流行しているコロナウィルスの問題から、外出やイベント等を自粛する流れが強くなっている昨今。
これからの事では、どうしてもよくないことばかり予想できてしまう。
外出の自粛が本格的になってきて、今でひと月位経過しているのだろうか。
その程度の近頃でも、中小企業は次々と倒産している事実がある。
目の前の仕事と身の回りのことにばかり目がいっていると、そういうものをあまり実感を持って見れなくなってしまうのだと思う。
外出やイベント等の自粛では、まず中小企業の接客業に強く影響する処だろう。
中小企業は、毎月の収益のやりくりをギリギリでやっている会社が多くて。
数ヶ月の自粛を耐え凌げられず、すぐに倒産へと繋がってしまう。
この状況は、これから先でどれくらい続いていくかもわからなくて、内部留保の少ない企業は次々と倒れていくだろう。
日本政府もこの対応に乗り出しているけれど、お金を補償するのではなくて、貸してあげると言っている程度のもの。
会社が生き延びていく為の解雇や、倒産してしまった為の解雇などに自分も合うのではないかと、危機を実感しながら働いている人も多い筈だ。
勿論、僕もその一人。
今現在、アメリカでも例にないくらいの数で、倒産と解雇が進んでいるそうだ。
日本とアメリカでは、社会の在り方も違うとは言われているけれど。
ここ何日かで注目されている現金一律給付の話を見る限り、日本では壮大なお笑い劇場をやっている様に見えてしまう。
国民一人あたりで、給付は10万円だ20万円だと議論されながら、ある新聞では3万円とも書かれていた。
貯蓄にまわされないように、和牛や魚介類の商品券にしようかと議論していたり。
それで今の話では、与党幹部の何人かの意見で「富裕層にまで現金を配るのは、国民の賛同を得られない」とのことで、一律給付は流れるそうで。
本当に困窮している人向けに、所得制限をして申請性になりそうだと語られている。
(そういう流れで、この件は進んでいくだろうけれど、話の中身は本当だろうか?)
国はそれ等の議論を急いでまとめ、実施を計画している時期は、ゴールデンウィーク明けとのこと。
多くの人達が、これからどこまで酷い状況まで落とされるかもわからないのに。
給付を貯蓄させないように、形式を調整しようと議論している議員さんに、多くの日本人は疑いの目を持っているのではないだろうか。
リーマン・ショック
今回のコロナウィルス問題の引き合いで、時折、リーマン・ショックの話も持ち出されている。
ある大臣さんは「今回の件とリーマン・ショックとでは、状況が違う」と語っている。
そのリーマン・ショックの時、僕はその煽りを受けて、当時の仕事から解雇を受けた立場だった。
当時の僕は、C型肝炎で長く生きられないと言われている女の子から、僕の絵が好きだと言われていた。
それがお世辞であっても、その言葉に答えようと考え、まずはお金で苦しんでいる自身の状況を変えようと、自動車工場で働き始めていた。
そこからリーマン・ショックは起こり、僕は簡単に解雇されて住まいも失い、殆どの人が選ばない仕事へ再就職することで、やっとの転職が出来た。
その転職先の会社は立派なブラック企業で、僕がリーマン・ショック以前のように絵を描ける環境に戻ってこれるまでに、10年くらいの期間を振り回してくれた。
社会経済的には、このコロナウィルス問題とリーマン・ショックの問題は違ってはいるだろう。
それでも、それ等の影響で、職や住まいや人脈などを失い、なかなか再就職も出来ずに借金等の布石を負い、そういう状況に振り回されながら歳を重ねていく労働者の立場には、大きく違いはなかったりする。
(今回の状況に関しては、食料品等の買い占めで、食べ物にありつけない場面も追加されるかもしれない。)
この投稿内容みたいな、不安を煽るようなことをしてはいけない、という意見もあるだろうけれど。
このコロナウィルスで、人生の方向が大きく変わったり、振りまわされている人は必ずいる。
自分の置かれた状況や情報を少しは把握して、これから何かが起こった時に、少しでもよい方向へむかう為の、(僅でも)準備や心構えは持つべきではないだろうか。
僕が社会に出た頃は「会社は従業員を守らなくなった」と語る人を見かけていた。
今は「政府は自己責任を語るばかりで、国が国民を守らなくなった」と語る人を見かけている。
世の中でおかしいと思うことは多いけれど。
まずはこのコロナウィルス問題で、これから自分はどう振りまわされる可能性があるのかを考え、それぞれがしっかり生き残っていこうではないか。