漫画『宇宙家族カールビンソン』
この投稿も、前回のガイバーの話と同様に、過去に練習で書いたブログ記事でした。
十代の頃に読んでいた漫画で、地味に好きだった『宇宙家族カールビンソン』。
殆どの人は、この漫画や作者のことを知らないかもしれません。
この漫画を久々に読みたくなって、Amazonさんで最終巻を取り寄せました。
作者名は『あさりよしとお』さんで、アニメのエバンゲリオンの使徒のデザインをした人といえば、少しは気になってくれますかね?
古いゲームで、パロディウスなんてのもあって、そのゲームの絵も描いていました。
画像元 https://www.amazon.co.jp/コナミ-実況おしゃべりパロディウス/dp/B000068HX3/ref=mp_s_a_1_6?__mk_ja_JP=カタカナ&qid=1530943045&sr=8-6&pi=AC_SX212_SY305_FMwebp_QL65&keywords=パロディウス
いま思ったのだけど、漫画のなかに出てくる「でん助」という猫(?)がいるのですが、パロディウスの猫と同じキャラでしょうかね?
さて、漫画の中身の話をすると。
宇宙船同士の追突事故が始まりとなります。
一方は、旅芸人の宇宙人達の乗った宇宙船で、全員無事です。
もう一方は、地球人の乗った宇宙船で、唯一の生存者は赤子だけでした。
この時に追突した宇宙人達は、追突事故を悔やみ、生き残ったこの赤子を育てようと決心します。
地球人の宇宙船に残っていた記録を元に赤子を育て、いつか同じ地球人と接触できた時には、その子は地球人へ還そう、と。
(漫画を読んでいると、地球は既に消滅している様な会話がある)
その後には、その地球人達と苦労なく生きていける様にと配慮をしている。
これが2話以降の話となると、その赤子は少し成長しています。
宇宙人達で地球の生活を再現していても、少しずつ間違った解釈で再現されています。
そんな環境でも、育てている地球人の子は元気に明るく成長していて、育ての親のお父さんもお母さんも、地球人の子を自分の子の様に大事に思っているのですが。
心のなかに「いつかこの子を地球人に還さなくては」という考えはいつもあります。
最初にそういう大きな話はありますが、漫画のキャラクター達はずっと歳をとることはなく、ドラえもんやサザエさんやちびまる子ちゃんの様に、殆どは1話で話が完結する流れになります。
連載はもう20年以上前のことでした。
徳間書店発行の月間少年キャプテンという漫画雑誌での連載したが、廃刊に伴って打ち切りになりました。
僕と同世代でも、この漫画は知らない人の方が多いだろうと思います。
もう少しいうと、月刊少年キャプテン以前でも、宇宙家族カールビンソンは何度か別の雑誌で連載し、微妙に設定を変えながら雑誌を移っています。
そのため、僕よりも10歳くらい離れている人でも、密かに知っている人もいたりします。
月刊少年キャプテンで連載されていた宇宙戦争カールビンソン知をっている人でも、多くの人は廃刊間近の辺りは見ていなかったのではないでしょうか?
その辺りを掲載している最終巻では、おとうさん(育ての親)の秘密が明かされています。
明かされていると言っても、小出しに匂わして終わりますけどね。
漫画のタイトルから既にそうですが、漫画のなかには様々な漫画やアニメや人物などのパロディが散りばめられています。
人によっては、「そんなに言うほど面白い漫画でもない」という人もいます。
ただこの漫画は、漫画から離れた何気ないときに、意図せずそのパロディの元に出会い・気付いてしまうと、それが妙に嬉しくなったります。
漫画好きなら、買うまでしなくてもよいので、古本屋とかで一度は手にしてもらいたいです。