放置していた絵
いま描いている絵は、来年のある公募展へ出品するつもりでいます。
全体の公開は、完成して出品・審査後にするとして、ここでお見せするのは、途中過程の部分だけにしておきます。
ちょっと照明の光りも強く写ってしまったかもしれません。
幾つかの公募展の要項を見ていると、作品は未発表であることを前提にしています。
ただ、その未発表について解説のあったものを読むと、公募展などで発表していないものと書いてあったので、このブログやSNSで公開しても問題はない様です。
(この辺りは色々と考え方もあるようで、SNS等の公開を未発表として扱うと表記している要項もあれば、そういうのはマナーとしてダメではないかと語る審査員などもいる様です。)
それでも作品の全体を見せるなら、完成後で出品・審査後ににしたい気持ちが、僕にはあります。
それと、制作途中を見せるというのは、撲にとっては『基本的には恥ずかしいもの』という考えもあります。
二十代の頃の考えであれば、制作途中を見せるということもしなかったでしょう。
特に今は、かなり腕を鈍らせていて、勘を取り戻そうと苦労している場面で、なおのこと恥ずかしいことではあります。
でも、それだと今の僕の制作ペースで公開していけるものは限られてもいくので、本音は別として、考えを改めているつもりです。
この絵も、なかなか思うような色や表情が描けず、敢えてひと月ほど放置していました。
それからここ最近になり、締め切りの兼ね合いもあり、またこの絵に手をつけ始めました。
ひと月前の状態↓はこんな感じでしたが、思いきって顔部分の描写を潰し、現在描き直しているところです。
カメラの補正で、色合いも実際と少し違います。
部分だけを見せているので、Facebook上で以前に投稿した時も、絵の内容について誤解を受けている感がありました。
この絵は、後ろのカーテンとキジトラの猫だけで完結しているものではありません。
実は、カメラで写していない所にも、少し工夫している描き込みはあります。
その部分との色調の兼合いもあって、猫とカーテンの色調は暗めにしています。
しかし、なかなか思うようにはいかず、難航していましたが、最近になり、作業が進み始めました。
いま投稿している画像から、この絵の全体図は想像できますか?
ある時期まで部分しか見せず、絵が完成してから全体を見ることで『こういう絵だったのかぁ』と、楽しんでもらう流れもあると思うのです。
見てくれている人が、そんな風に楽しんでくれることをイメージしながら制作しています。
上手く完成まで持っていき、また改めて投稿・公開できるように、ここから制作を頑張らなくてはいけませんね。